「フリーランスエンジニアになったけど、何が経費にできるかよく分からない」
「開発用サーバー代やパソコンって経費にできるのかな……?」
そんな悩みを抱えている方へ。
この記事では、
- フリーランスエンジニアが経費にできるもの・できないもの
- 注意すべきポイント
をわかりやすく整理しました!
安心して経費処理できるように、ぜひチェックしてください。
目次
エンジニアが経費にできる支出

まずは、フリーランスエンジニアとしてしっかり経費にできる支出から見ていきましょう。
パソコン・開発環境構築費用
- 開発用ノートパソコン・デスクトップPC
- サブモニター
- 開発用タブレット(テスト環境用など)
業務に必要な機器は、当然経費対象です。
10万円以上なら減価償却が必要になるので後述します。
クラウドサービス・サーバー利用料
- AWS、GCP、さくらVPSなど
- GitHub有料プラン
- Dropbox、Google Driveなどのストレージ代
開発業務に直結しているサービス利用料も、経費化OKです。
ソフトウェア・ツール利用料
- IDE(統合開発環境)有料版
- デザインツール(Figma、Adobe XDなど)
- チームチャットツール(Slack有料プランなど)
業務効率化のためのツール代も対象となります。
書籍・講座受講料
- プログラミング関連の技術書
- 業務スキルアップのためのオンライン講座(Udemyなど)
自己投資型の学習費も、業務関連なら経費になります。
通信費・電気代(家事按分)
- 自宅のインターネット料金
- 業務時間に使った電気代
家事按分(業務使用割合に応じた経費化)が必要ですが、計上可能です。
エンジニアでも経費にできない支出

一方で、経費にできない支出もあるので注意しましょう。
プライベート利用が主目的の支出
- 趣味用PC・ゲーム用デバイス
- プライベート用ストリーミングサーバー契約
業務に使う予定がほとんどない支出は経費対象外です。
業務と直接関係ないスキル学習費
- 趣味で学ぶ英会話教室
- 業務に関連しない趣味アプリの講座受講料
業務直結性がなければ、学習費でも経費にできません。
家族利用中心の光熱費・通信費
- 家庭用インターネット料金の全額
- 家族全員のスマホ代
按分(業務使用分だけ計上)しないと、経費にはなりません。
高額機器購入時の注意点(減価償却)

エンジニア業では、高価な開発用PCなどを購入する機会も多いですよね。
減価償却とは?
10万円(税込)以上する資産は、
- 購入した年に一括経費にはできず
- 数年に分けて経費にしていく
ルールです。
例:
20万円のノートPCを購入 → 耐用年数(4年)にわけて、毎年5万円ずつ経費計上
少額資産特例も活用可能
青色申告をしていれば、30万円未満の備品は一括経費処理も可能です。
(年300万円まで)
条件を確認して積極的に活用しましょう。
freeeでの経費入力例

freeeを使えば、エンジニアの経費もスムーズに管理できます。
仕訳例
支出内容 | 勘定科目 | 摘要記載例 |
---|---|---|
AWSサーバー代 | 通信費 or 外注費 | 開発環境サーバー利用料 |
GitHub有料プラン代 | ソフトウェア使用料 | ソースコード管理ツール利用料 |
プログラミング書籍代 | 新聞図書費 | Python学習用技術書購入 |
パソコン購入(20万円) | 工具器具備品 | 開発業務用ノートPC |
ポイント
- 業務用途がわかるよう、摘要を具体的に記載する
- 家事按分が必要な支出(通信費など)は割合をメモしておく
- 領収書・利用明細をしっかり保管する
これを徹底しておけば、確定申告時にもスムーズに対応できます。
「業務直結性」と「証拠」を意識しよう

エンジニアにとって経費処理で大切なのは、
「これは業務に必要だった」と言える支出だけを正しく計上することです。
この記事のまとめ
- 開発用PC、サーバー代、ソフト代、技術書は基本的に経費OK
- 趣味目的・プライベート目的の支出は経費にできない
- freeeなどを活用して日々コツコツ記録していくことが大切
「業務に必要だった」と胸を張って言える支出だけ、正しく経費化していきましょう!