「講師やコーチをしているけど、どこまで経費にしていいんだろう?」
「教材作成のために本を買ったり、会場を借りたりしてるけど……」
そんな疑問を抱えている方へ。
この記事では、
- フリーランス講師・コーチ業が経費にできるもの・できないもの
- 注意すべきポイント
をわかりやすく解説します!
ぜひ参考にして、確定申告や日々の経理をスムーズに進めましょう。
目次
講師・コーチ業が経費にできる支出

まずは、講師・コーチ業として自信を持って経費にできる支出を紹介します。
セミナー会場レンタル費
- レンタルスペース代
- 貸し会議室使用料
講座やセッションを開催するために使用した場所代は、全額経費にできます。
教材作成費・資料印刷代
- 講座用のスライド作成ツール利用料
- 教材印刷費(コンビニプリント、印刷業者への依頼)
業務用教材の制作費は、もちろん経費対象です。
宣伝広告費
- SNS広告出稿費用
- ウェビナー開催告知の広告出稿
- チラシ制作費用
集客にかかったコストは、広告宣伝費として計上可能です。
自己投資型の学習費
- スキルアップ目的のセミナー受講料
- 資格取得のための講座代
業務に役立てるためなら、研修費や教育費として経費処理できます。
通信費・交通費
- 自宅Wi-Fi代
- オンラインセッション用Zoom Proプラン代
- クライアントに会うための交通費
これらも業務関連分を家事按分したり、適切に交通費として経費計上できます。
経費にできない支出

一方で、講師・コーチ業でも経費にできない支出もあります。
趣味・自己満足目的の学習費
- 趣味教室(ヨガ教室、料理教室など)への参加費
- 仕事と直接関係ない資格取得費用
業務に直結しない支出は、たとえ「勉強」と名がついてもNGです。
プライベートの交通費・通信費
- 友人に会うための交通費
- プライベート用スマホ料金全額
プライベート利用分は経費に含めないよう注意が必要です。
個人利用メインの備品購入
- 個人使用がメインのパソコンやタブレット
- 自宅用インテリア雑貨
「講師業でも使うから」としても、私用割合が大きいと認められない場合があります。
freeeでの経費入力例

講師・コーチ業の経費管理も、freeeを使えばスムーズにできます。
仕訳例
支出内容 | 勘定科目 | 摘要記載例 |
---|---|---|
セミナー会場レンタル費 | 地代家賃 or 会議費 | 講座開催用レンタルスペース代 |
資格取得講座受講料 | 研修費 | コーチングスキルアップ研修参加費 |
SNS広告出稿費 | 広告宣伝費 | オンライン講座集客広告 |
Zoom Pro利用料 | 通信費 | オンライン講座開催用 |
ポイント
- 業務関連性がわかるように、摘要に具体的に記載する
- 家事按分が必要な通信費・光熱費は、別途割合管理する
- 領収書や利用明細をきちんと保管する
これを徹底しておけば、税務調査にも安心です。
「業務直結」を説明できることがカギ

講師・コーチ業で経費にできるかどうかは、
「業務に必要だった」とはっきり説明できるかどうかにかかっています。
この記事のまとめ
- 会場費・教材作成費・広告費・業務関連の学習費は経費OK
- 趣味・プライベート目的の支出は経費にできない
- freeeなどを活用して、領収書と記録をこまめに残すことが大事
正しく経費処理をして、安心して活動に集中できる環境を整えていきましょう!