「自宅で仕事してるんだけど、家賃や光熱費って経費にできるの?」
「どこまでがOKで、どうやって計算すればいいの?」
こんな悩みを持っているフリーランスの方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、仕事で使っている自宅スペースに関する支出は、正しく按分すれば経費にできます。
ただし、すべてをそのまま経費にすることはできず、きちんとルールに沿った処理が必要です。
この記事では、
- 家賃・光熱費を経費にするルール
- 按分計算の方法
- 実際の記録・処理方法
をわかりやすく解説していきます!
自宅作業スペースの経費計上は“面積と使用割合”がカギ

自宅を作業場として使っている場合でも、
「仕事に使った部分だけ」が経費として認められます。
つまり、
- 面積
- 使用時間
を基準に、合理的に按分する必要があります。
家賃・電気代・水道代、それぞれの按分方法
具体的には、次のように考えます。
支出項目 | 按分基準例 |
---|---|
家賃 | 仕事に使っている部屋の面積割合で按分 |
電気代 | 作業時間・電力使用状況を参考に按分 |
水道代 | 作業場で水を使用する場合のみ一部按分 |
たとえば、
- 自宅80㎡のうち、仕事用スペースが10㎡なら「10/80=12.5%」
- 家賃10万円の場合、12,500円を経費計上できるイメージです。
電気代や水道代についても、
- 作業スペースだけの使用分
- 仕事時間中だけの使用分
を基準に合理的な割合を決めることが求められます。
賃貸・持ち家(住宅ローン)での違い
さらに、自宅の形態によって少しルールが異なります。
住まいの種類 | 経費処理の考え方 |
---|---|
賃貸住宅 | 家賃や共益費などを按分して経費化 |
持ち家(住宅ローンあり) | ローン返済分は経費不可、固定資産税・火災保険料などを按分 |
持ち家の場合、住宅ローンの元本返済部分は経費にできないので注意しましょう。
代わりに、固定資産税や火災保険料などを按分して経費にできます。
証拠を残すために必要な記録とは?

自宅経費を認めてもらうためには、
「業務に使っていた証拠」を残しておくことが重要です。
間取り図やスペース写真を活用する
押さえておきたい証拠類は次の通りです。
- 自宅の間取り図
- 作業スペースの写真(机・椅子・PCなどが置かれている)
- スペース面積の計算メモ
これらを準備しておけば、
**税務調査で「どのくらい仕事に使っていたか」**を明確に説明できます。
freeeなどでの按分設定例
freeeでは、
- 支出登録時に「家事按分」を設定する機能
があり、簡単に按分経費を記録できます。
たとえば、
- 家賃支払い10万円
- 按分率12.5%
→ 経費として12,500円だけ自動計上
この機能を使えば、複雑な按分計算も自動で行ってくれるため、初心者でも安心して記帳できます。
SNSや他者の按分例・失敗談

実際に自宅作業スペースの経費処理をしている人たちの声も見てみましょう。
Twitter事例|WebデザイナーAさんの場合
「賃貸マンションの一部屋を完全仕事用にして、家賃の20%を経費にしてます!間取り図と作業写真も保存して準備万端。」
Aさんは、
- 明確に仕事専用部屋を区切る
- その上で20%を家賃経費にしているそうです。
Twitter事例|ライターMさんの場合(失敗談)
「作業スペースちゃんと記録してなかったら、税務署に『本当にここで仕事してた?』ってツッコまれて青ざめた。証拠、大事!」
Mさんは、
- 書面や写真の証拠がなかったため、税務署対応で苦労したとのこと。
このエピソードからも、日頃から記録をきちんと残しておく重要性がわかります。
まとめ

自宅の家賃や光熱費も、
仕事のために使っていた部分だけなら経費にできます。
ただし、按分率の決定や証拠保存を怠ると、後からトラブルになる可能性もあるので注意が必要です。
ポイントまとめ
- 家賃・光熱費は「業務利用分」だけ経費にできる
- 面積や使用時間を基準に合理的な按分を行う
- 賃貸と持ち家で経費対象が違うので注意
- freeeなら家事按分も自動計算できる
自宅経費の按分も、freeeなら自動計算できるので、確定申告時の手間を大幅に減らせます

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自動で経費とプライベート支出を分けて管理できます。
間取り図や按分メモもfreeeに保存できるので、
確定申告のときにも安心です!